政府は、最低賃金の水準を全国平均で1,000円に引き上げる目標を、6月にまとめる経済財政運営の基本方針(骨太方針)に盛り込む方針だそうです。

最低賃金はここ数年、毎年3%程度の割合で上昇しています。これはアベノミクスの経済政策にも関係しており、物価上昇率2%の目標(達成できていませんが)とも無関係ではありません。

最近のニュースなどで最低賃金1,000円への引き上げがクローズアップされましたが、平成29年3月に閣議決定された『働き方改革実行計画』において、最低賃金は全国加重平均で1,000円を目指すことが元々明示されていました。

現在の全国加重平均の最低賃金は時給874円です。今後、最低賃金が毎年3%ずつ上昇していくと仮定すると、最低賃金が1,000円を超えるのはいつになるでしょうか?答えは下記の表のとおり、2023年秋ということになります。

景気動向や政策等により試算通りにはならない可能性もありますが、2023年までは最低賃金は上がり続けることが予想されます。