少子高齢化による人手不足が社会問題化していますが、特に中小企業や小規模企業でその影響は大きくなっています。 私の周りでも採用難で困っておられる事業所が複数おられます。皆さんハローワークや民間求人サービスなどを利用されていますが、なかなかうまくいかないようです。
日本の人手不足は一過性の問題ではなく、今後もますます深刻になっていくことは明確です。今後を見越して、戦略的に人材確保の方法を検討する必要があると言えます。
中長期的な視点から考えると、会社(社長又は人事責任者)が採用したいと思える『いい人』に興味を持ってもらい応募してもらうためには(そして入社してもらい永く勤めてもらうためには)、「この会社で働きたい(働き続けたい)!」と思える『いい会社』づくりが不可欠ではないでしょうか。『いい会社』の定義は人によってそれぞれ異なるかもしれません。しかし、働く人にとっては「働き易さ」「働き甲斐」「職場環境」などが重要になると考えられます。
社会保険労務士は「人」や「働く」ことに関する唯一の国家資格に基づく専門家です。全国社会保険労務士会連合会および各都道府県社会保険労務士会は、『人を大切にする企業づくり』をスローガンに中小企業や小規模企業の支援を行っています。『人を大切にする企業』とは働く人にとっては正に『いい会社』ということです。
人手不足の日本社会において、社労士こそが『いい会社』づくりで中小企業、小規模企業に最も貢献できるポジションにいると信じます。人材確保でお困りの事業主の皆様にはぜひ積極的に社労士をご活用いただきたいと考えます。