最近、自動車の運転ミスによる事故のニュースを頻繁に目にします。アクセルとブレーキの踏み間違いにより、自動車が店舗や歩道に突っ込んで歩行者や周囲の人が巻き込まれる、というものです。

その様な事故が起こると決まって、ドライバーの高齢化やそれに伴う認知症の問題が取り上げられます。運転免許証の自主返納なども議論されます。

確かに、ドライバーの高齢化は頻発する自動車事故の一因ではあると思いますが、本質はもっと別のところにあるのではないでしょうか。

私が思うに、ドライバーが簡単に「ミス」を起こしてしまう自動車の「構造」そのもの根本的な原因があるのではないでしょうか。自動車は構造上、「アクセル」「ブレーキ」という全く正反対の機能が隣り合わせになっていて、しかもそれは目視で確認できない足元に配置されています。

「そんなの当り前だ」「それが自動車というものだ」と言ってしまえばそれまでです。しかし、皆が「当たり前」と思っていることにこそ疑問を感じ、常識を疑ってみることが重要だと思います。

頻発する自動車事故をドライバーの高齢化のせいにしていては、いつまで経っても問題は解決できず、同じことが繰り返されます。自動車業界の偉い?人が早く「気付き」を得られることを期待したいですね。