週刊ダイヤモンドというビジネス雑誌の2014年12月20日号を書店で見かけ、思わず購入してしまいました。「労基署がやってくる!」という見出しで労働基準監督署についての特集記事が掲載されていたからです。

表紙の色やイラストで店頭での視認性を高めて客の注目を引き、インパクトのあるキャッチフレーズで興味を持たせて商品を手に取らせる。私は売り手の戦術にまんまとハマって(?)しまいました。

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会社経営者、人事・労務担当者にとって労基署は気になる存在ではないでしょうか。なぜなら労基署は事業所を指導・監督する権限を持った役所だからです。万が一調査に入られて法違反を指摘されたら大変だ、と思いますよね。

では、労基署はどのような理由で調査に入るのでしょうか。重大な労災事故が発生した場合は確実に調査に入るでしょうが、それ以外では労働者の『申告』や『情報提供』がきっかけとなるケースが多いと思います。私は労基署で非常勤として相談対応などに従事しているからわかるのですが、日々多くの相談が労働者から寄せられています。「うちの会社に限ってそんなことはない」と高を括っていると、ある日突然労基署がやってきて慌てる、と言うようなことが起こるかもしれませんね。