7月27日に開催された中央最低賃金審議会において、平成29年度の地域別最低賃金の引き上げ額(改定額)の「目安」が取りまとめられました。

それによると、今年度の引上げ額の全国加重平均は25円(前年度は24円)で、過去最高額となっています。また、率にして3.0%(前年度は3.0%)となっています。関西エリア各府県の最低賃金引き上げ額の「目安」は以下のとおりです。

ランク※ 改定額の目安 対象府県
A 26円 大阪府など
B 25円 三重県、滋賀県、京都府、兵庫県など
C 24円 奈良県、和歌山県など
D 22円 (関西エリアは該当なし)

※ランクは各都道府県の経済実態に応じ、全国の都道府県をABCDの4ランクに分けたものです。現在、全国でAランクは6都府県、Bランクは11府県、Cランクは14道県、Dランクは16県となっています。

上記の数字で確定というわけではありません。今後は各都道府県の地方最低賃金審議会にて、上記を参考にして審議が行われます。そして最終的に、各都道府県の労働局長が地域別の最低賃金を決定することになります。

一連の発表内容について、詳細はこちらを参照ください。