1月15日付けの日経新聞の記事に、成果型賃金体系を導入した企業に対して厚生労働省が助成金の支給を検討している、と出ていました。社員の能力や仕事の成果を賃金に反映させる人事制度を導入した企業が対象となるようです。新しい助成金は雇用保険の積立金を活用し2017年度から始める、とのことです。助成金の内容は以下のとおりです。

仕事の評価を賃金に反映させる制度を設けた企業にまず50万円を支給。

1年後に(1)生産性が一定程度改善している(2)離職率が数ポイント低下している(3)賃金2%以上増えている―という3つを満たせば、さらに80万円を支給。

初年度は7,800社に助成金を支給できる予算を計上。

今回の制度は政府が掲げる働き方改革の一環で、旧来型人事システムの改正を通じて生産性の向上を後押しし、円滑な賃上げや離職率の低下につなげる狙いがあるようです。